看護師になりたいと思うきっかけは人によって様々だと思いますが、中でもドラマや映画などから影響を受けたという人は多いようです。
日本でも医療もののドラマや映画は人気があるものが多いですね。『白い巨塔』や『医龍』、『チーム・バチスタの栄光』、『ナースのお仕事』、『Dr.コトー診療所』など挙げればキリがありません。同じ医療ものでも医師に焦点を当てたもの、看護師に当てたもの、その他の職業に当てたものなど様々ありますが、医療の世界を雰囲気だけでも知るにはかなり影響があると思います。
少し前になりますが『神様のカルテ』に感動したという看護師の声をよく耳にします。また洋画だと『オール・アバウト・マイ・マザー』、『イングリッシュ・ペイシェント』、『レナードの朝』、『トーク・トゥー・ハー』、『ER』などが有名でいいという意見が目立ちます。看護師が主役のものやそうではないものもありますが、どれも医療について考えさせられるものとなっています。また、2児の母であり現役看護師である女性が監督を務め、第62回ベルリン映画祭ジェネレーションKプラス部門子ども審査員特別賞を受賞した『聴こえてる、ふりをしただけ』という作品もあります。これは看護師という職業は関係ない物語ですが、現役看護師が監督として撮ったという驚きの背景があります。この作品は育休中に撮ったというのだから更に驚きですね。看護師をするだけでも大変なのに、「大変さ」を超えてそれ以上のことを平気でやってのけるバイタリティ溢れる彼女の姿勢は見習いたいものですね。